ある梅雨の頃、救急外来で診療中に救急隊からのコールを受けました。交通事故にあった50代の男性を搬送したいというのです。病院に搬送されてきた患者さんは脈拍が一分間に140台と高く、呼びかけに眼は開けるものの反応に乏しく、発語があまりありませんでした。全身に大きな外傷はなく、体温は39...
ある梅雨の頃、救急外来で診療中に救急隊からのコールを受けました。交通事故にあった50代の男性を搬送したいというのです。病院に搬送されてきた患者さんは脈拍が一分間に140台と高く、呼びかけに眼は開けるものの反応に乏しく、発語があまりありませんでした。全身に大きな外傷はなく、体温は39...